ハノイでぼったくりタクシーに遭った話

これまでの海外旅行であまり”ぼられた”的な被害は少なかった私なのですが、先日のベトナム旅行、ハノイでぼったくりタクシーに見事乗ってしまいました。

ベトナムは、多分ホーチミンに行っても、ハノイに行ってもタクシーに乗らずに観光するということは不可能だと思われます。サンフランシスコの時はバスを活用したり、台湾では地下鉄乗ったりしたのですが、ベトナムはいまいち公共交通が発達していない。そして公共交通系はあまり英語が通じない。そしてタクシーがバス感覚で安い。（これは日本とベトナムの物価の差の問題ですが。）なので、ベトナムではタクシーに乗ることが必須になってきます。

・タクシー会社のふりをした白タクに注意！

ホーチミンでは、ビナサンタクシー以外乗りませんでした。数々のタクシー会社の中でも、安全とされているビナサンタクシー。しかしですね、ビナサンにこだわるがゆえに、ホーチミンでも白タクに乗せられそうになったことがあります。それはタンソンニャット空港から出て、ホテルまでタクシーで行こうとした時のこと。空港を出ると、タクシーの客引きがどんどんついてきます。

適当にあしらって、ビナサンタクシーが何台か停まっているタクシー乗り場に行こうとした時のこと。「VIP VINASUN」みたいな名刺を持った男が、「VINASUN？ホテルまで？」みたいな感じで近づいてきました。「うんうん、VINASUN。ホテルまでです」みたいな感じで応対して、じゃあ乗せてもらおうかと思ったところ・・・なぜか男はタクシー乗り場でなく、空港駐車場に向けて歩き始めました。これはなんかおかしいと気づき、男に尋ねると、「VIPだからあっちに車おいてる」とのこと。いやいやいやいやおかしいでしょ！とりあえずごめんと行って再度タクシー乗り場へ。停留していたVINASUNタクシーに普通に乗り、事なきを得ました。偽の名刺まで作るとは・・・ベトナムの白タクこわっ！

しかしですね、ホーチミンではまだよかったんです。寸前で気づいたから。

・ハノイはタクシー会社が多すぎる

ホーチミンではタクシーはビナサンに乗る。これで危ない目にもぼったくりにも遭わず、快適移動を送ることができました。しかしですね、ハノイ！ハノイは「ビナサン」のようにこれ乗れば安心！みたいなタクシーが絞り込めてないというか、タクシー会社が多すぎるんですよ。VICとかThanh NgaとかABCとかMAILINHとか、ほんとにいろいろなタクシー会社あり。ホーチミンのように、どこでも歩いてたらすぐビナサン捕まえられる感じでもない。なので、適当に”タクシーぽい”タクシーに乗ってたんですね。車体に大きくロゴがプリントされてるとか。そんな適当なチョイスをしていたら・・・当たっちゃいました・・・ぼったくりタクシー。

・ありえないほどメーターがぎゅんぎゅん上がるぼったくりタクシー 

なにがぼったくりって、乗るまでは、車も新しいなと思っていたんですけど、乗ったら最後、メーターがありえないほどの速度でぐいぐい上がってくんです。Google mapで現在地と目的地を確認しながら乗っていて、多分10万ドンぐらい（500円）で目的地にいけるだろうと思っていたのですが、目的地までまだ1/3までも達していないのに、すでにメーターは７万ドン！これはおかしい、そしてよく見ると、運転手さんの紹介（メーター横の顔写真入りの証明書みたいの）がないし、ハノイのタクシー会社の宣誓ラベル（赤信号では止まるとかw）が窓に貼ってない！これはまずいということになり、「Stop！」と行って、途中で下ろしてもらいました。とりあえずそこまでの運賃は払いましたけど、あまりにもぼったくり金額だったので、ちゃんと払わなくてもよかったかも。ドライバーも確信犯で（当たり前かw）、Stopと言って払った紙幣を数えることもしてなかったし。

初めてぼったくりタクシーというものに遭い、適当にタクシー会社をチョイスしていた自分を大変反省いたしました。

・ハノイで安全なタクシー 

ハノイで安全なタクシー会社は、THANH CONG、SAO HANOI、VIC、MAILINH、HANOIあたりのようです。VIC、MAILINH、HANOIあたりは車体に大きくロゴも入っていて、見つけやすいかなと思います。
そしてベトナムでは、タクシーに乗ってもリラックスしない！ちゃんと乗務員さんの証明書があるか、メーターの動きはどうか確認したり、Googlemapで目的地に最短距離で向かっているか確認しながら乗ることが大切だと痛感しました。ぼったくりに乗ってしまっても、途中で降ろしてもらえば被害は少なく済みますから。これから行かれる方、ベトナムでは本当に、タクシーには気をつけてください〜！